- 困ったワン!
- 体調管理
愛犬との生活の上で、困った時の対処方法をご紹介します。
人間同様、愛犬の体調管理はとても大切です。日頃のチェックの仕方やどんな病気にかかりやすいかご紹介します。
ペットのSOSを見逃さない
日頃からのスキンシップでペットの体調変化に敏感になるよう心がけましょう。人間のように「ここが痛い」「あそこがどうだ」など言葉には出来ません。ペットのSOSを見逃さないことも家族の責任です。
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(1)食事
- 食欲・食いつきはいつも通りか?
- 水を飲む量は多い・少ない?
- 食べるが遅く、途中で食べるのを止めたか?
- 嘔吐していないか?
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(2)トイレ
- 尿や便の状態(回数・量・色・形、軟便・下痢、血尿・血便、便秘など)はあるか?
- 排泄中の状態(痛がっていないか、苦しそうでないか、トイレの失敗など)はどうか?
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(3)散歩
- 歩き方に異変(足が地面につかない、足をひきずる、座り込む)はないか?
- 歩く・走る速度はいつもと同じか?
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(4)スキンシップ
- 触っていてしこり・腫れ・傷はないか?
- 触れていると「キャン」と鳴いたり、歯をむいたり痛みがあるような様子はないか?
- スキンシップを嫌がるそぶりはないか?
- 熱はないか?
- 鼻の乾きはどうか?
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(5)ボディケア
- シャンプーやお風呂に入れている時の様子はどうか?
- ブラッシング(毛づや・抜け毛・傷・フケ・ノミなど)の様子はどうか?
- 歯磨きの時の様子(口臭・歯石・歯茎の腫れ・出血など)はどうか?
- 目の汚れ(目ヤニ・眼球の赤み・結膜・水晶体の白濁)はどうか?
- 耳の汚れ(臭い・耳垢・耳だれなど)はどうか?
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(6)起きているとき
- いつもより元気がなく、うずくまって大人しくないか?
- 遊ぶ意欲がなく、おもちゃに興味をしめさない?
- 毛づくろいの頻度はどうか?
- くしゃみ・鼻水などが出ていないか?
- 急に倒れて起き上がれないようなことはないか?
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(7)寝ているとき
- 呼吸の速さはどうか?
- いびきの大きさはどうか?
- 体勢をかえる時、痛がっていないか?
犬も人間と同じでストレスによる疾病や免疫力の低下により感染症にかかることもあります。毎日の健康は家族である私達人間が守っていかなければなりません。日頃の健康チェックで、早期発見・早期治療ができるように心がけましょう。また、日頃から信頼出来るホームドクターを見つけておくことをお薦めします。
犬種とかかりやすい病気の一例を確認してみましょう
病気の名前 | 犬種 |
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股関節形成不全 | ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバーなど |
膝骨脱臼 | トイプードル、チワワなど |
水頭症 | チワワ、トイプードルなど |
椎間板ヘルニア | ダックスフンド、シーズー、ウエルシュコーギーなど |
マラセチア皮膚炎 | シーズー、チワワなど |
アトピー性皮膚炎 | 柴犬、ゴールデンレトリーバーなど |
気管虚脱 | チワワ、トイプードルなど |
網膜萎縮 | ダックスフンド、キャバリアキングチャールズスパニエル、ウエルシュコーギー、トイプードル、マルチーズなど |
すべての病気に必ずかかるというわけではありませんが、かかりやすいという体質である認識が大切です。家族の一員として楽しく長く一緒に暮らしていく為に、日々の生活で予防出来ることはしていく心構えが必要です。毎日の成長日誌などをつけて健康管理をすることをお薦めします。